freee会計では貸借対照表で「有価証券」が、独立したカテゴリー有形固定資産の欄に表示されています(2025年1月現在)。
freeeを導入されるお客様で、流動資産の合計に含めたいが、デフォルトである有価証券のカテゴリー変更ができず困惑されることがありますので、流動資産の合計に含めて表示させる方法をご案内いたします。
目次
freeeの有価証券
デフォルト設定での位置
貸借対照表では、通常「有価証券」は流動資産の独立したカテゴリーに表示されます。これはデフォルトの設定のため、カテゴリーを変更することはできません。
「有価証券」を流動資産の合計に表示させたい場合、別途設定を行うことで、流動資産の欄に表示させ、流動資産の合計に入れることができます。
ただし、決算書表示名はデフォルトの「有価証券」を置き換えることはできないため、「有価証券(流)」など、別名での表示となります。

流動資産として「有価証券」を合計に表示させる手順
手順①「設定」→「勘定科目の設定」
右上の「決算書表示名の編集」をクリックします。

手順②他流動資産カテゴリに別名で追加
貸借対照表の「資産/流動資産/他流動資産」カテゴリーの最下部にある「+追加する」をクリックします。
新しい名前(例:「有価証券(流)」など)を入力し、保存します。
(別名にしたくない場合は「有価証券 」と後にスペースを入れて頂いても別名として認識されますので、表記的には同名の様にご利用が可能です)

手順③
「勘定科目の設定」画面に戻り、元の「有価証券」の勘定科目を選択します。
「資産>流動資産>他流動資産」にカテゴリーを変更し、決算書表示名を先ほど作成した「有価証券(流)」に変更します。
最後に「保存」ボタンをクリックすると、「有価証券」を流動資産として表示できるようになります。
取引登録時に間違ってデフォルトの「有価証券」を選択せず、「有価証券(流)」で登録して下さい。

freee会計は常に機能がアップデートされております
2025年1月現在は上記の分類ですが、今後改善されて個別の設定が不要になる可能性もございます。最新の状態をお試し頂き、ご確認下さい。
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