freeeではお金の出入りを「口座」という入口で管理するので、現金や預金、カードなども「口座」と呼ばれる機能で登録を行います。
現金出納帳はどこ?というご質問を頂くことが多いのですが「総勘定元帳」の「現金」を確認する以外に、「口座」の「現預金レポート」が便利です。
目次
口座の基本的な使い方
ホームページに並んでいる銀行名をクリックすると、明細や取引といったタブが並んでいますが、今までの会計ソフトの預金出納帳にあたるのは「現預金レポート」になります。基本的な意味と、機能をご紹介します。
2. 口座の中の各項目について
青いリンクになっている銀行名をクリックすると、明細、取引、口座振替、現預金レポート、タイムラインの5種類のタブがあり、それぞれ使い道が違います。ここを最初に理解すると、今後の活用に役に立ちますので、下記にご説明をします。現在各タブをクリックすると、各機能のページに遷移する仕様になっています。(2025年4月現在)

a. 明細
API連携で同期して取り込まれた銀行の明細や、CSVでアップロードされた入出金データが表示されます。
会計処理済みのものは「登録済」、未処理のものは「登録待ち」として表示されています。
i. 明細タブと取引タブの関係
「明細」のデータをもとに、「取引」のデータが作成されます。
手動で明細から取引を作成することも可能ですが、一般的には「自動で経理」で処理を行い、明細から自動的に取引を作成します。
ii. 「自動で経理」で処理した後の明細データの扱い
自動で経理で処理した後も、明細データは「明細」タブに残ります。処理後に取引に移動するのではなく、明細と取引は別々に保持されます。自動で経理で処理した明細は「登録済」となり、「取引」タブに登録した内容が記載されます。
iii. 明細からの処理が必要になるパターン
買掛金の支払いを、間違った経費計上してしまったなど、「自動で経理」で間違った仕訳を作成してしまった場合は、この明細ページから「処理済」の該当の明細をクリックすると、「取引登録解除」が可能ですので、再度処理をやり直すことが可能です。「取引登録解除」を行うと紐付いて「取引」タブに登録されていた内容も削除されます。

b. 取引
取引登録で作成されたデータが一覧で確認できます。(自動で経理で登録したものも含まれる)
「取引」の「取引の一覧・登録」ページの内容が、口座で絞り込まれた状態で表示されているだけです。
c. 口座振替
freeeの「口座振替」機能で行った自社内の口座間(現金やクレジットカード含む)での資金移動が表示されますが、振替伝票での口座振替は表示されません。(振替伝票での口座振替は現預金レポートのみ表示される)
d. 現預金レポート(債務・支払管理プランでは利用不可)
現金出納帳や預金出納帳として、各口座の入出金を全て確認できるページで、全ての口座の残高推移や入出金状況を一覧で表示します。
表示順は検索条件の対象期間の古い順からのみとなりますので、見たい期間に絞り込んで確認を行います。

e. タイムライン
同期された明細の処理が全て終わっているかを確認でき、現金や預金の残高が一致しない際に、誤差の原因を調べる時に便利です。
こちらはfreeeにもヘルプページがございます。
銀行口座の残高ズレを解消する – freee ヘルプセンター
経理の効率化のご相談
freeeでは独自の概念があり、現状の会計ソフトとの差に混乱されることがありますが、機能を理解し、運用を工夫することで今よりも便利に会計処理ができます。
現状の経理負担を減らしたい、自社の運用をfreeeに置き換えることができるのか等、ご相談は、ぜひYOU&YOUにお気軽にご相談ください。